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医院理念に込めた私の想い

~過去を知り、今を懸命に生き、

未来を想う人に寄り添える歯科医院へ~

     

一度壊れたら元に戻らないものがあります

 

 

 大月歯科医院院長の大月要です。

私は2015年に48歳になる直前に脳出血のため体の左半分の自由を失ってしまいました。

元々血圧が高い方でかつ、お酒好き.今から思えば相当リスクは高い状態だったにもかかわらず、「まさか自分には関係ないこと」と安易に健康を考えていたのが大きな過ちでした.

 ご存じの方もおられると思いますが,私たちの体の組織の中には「一度壊れても再生して治っていく部分」と「一度壊れたら二度と再生しないもしくは再生に膨大な時間を要する部分」があります。前者として身近なものとしては皮膚などがあります。皮膚(お肌)はおおむね2週間で再生をします。

 私が自分の不摂生で壊してしまった脳神経組織は後者の部類でほぼ再生は見込めません。私は死ぬまで一生回復の望めない障害を自分の安易な考えで自らに課してしまったのだと,発症後に気づきました。

 

 そうなってしまってからではもう遅いのです。

 脳出血のあとの後遺症は言いようもない苦痛です。

今まで当たり前にできたことができなくなること、不自由さがどれほど過酷で苦しいことか?それは経験したものでなければわからないことです。今まで何度も絶望し、生き残ってしまったことを神様に呪いました。

 さて、脳出血よりももっと身近に「壊れたら元に戻らないもの」があることをご存じですか?

それが…「歯」なのです.歯は一度虫歯になって削ってしまうと二度と元に戻ることはありません。また、永久歯は一度抜けてしまうと二度と生えてくることはありません。

 人は死ぬまで食べ続けなければなりません.また、食べることの楽しみは何歳になっても消えることはありません。家族や愛する人とともに食事を楽しめることは人生においてかけがえのないものだと思います。

 私は元気なとき海外へ旅行にいくことがとても楽しみの1つでありましたので、体の自由を失ってしまったことはとてもつらいことでした。その楽しみがなくなったと気がついてはじめて、健康について考え直すきっかけを神様がくれたのだと悟りました。

 歯科医師であるわたしにできることはお口の中の一度壊れたら元に戻らないものをいかに守って生涯同じような苦しみを味わう人がいないようにすることなのではなかろうかと考えるようになりました。

虫歯と歯周病はお口の中の健康維持にとってはとても重要な避けるべき病気です。これらには脳出血と同様に様々な危険因子(リスクファクターといいます)があり、世界中の研究者によって将来的な予後の判定ができるようになっているのも事実です。リスクを知ることで将来起こりうる病気があらかじめわかるのに、なぜ壊れてから、行動を起こすのか?とても残念なことだと思いませんか?

 

 私自身の脳出血発症後の経験は、これからの歯科医療は壊れてから修理や代替のものを入れ替えることの繰り返しよりも「そもそも壊さないこと」に重きを置いた歯科医院に変えていくべきだと言うことを教えてくれました。

 「壊さないこと」を目指すためには「あなた自身のリスクを知ること」がとても大切です。リスクを知ることは今まであなたのお口の中で起こってきたこと(過去)の訳を知ることにつながるだけでなく、これからどうするべきか(未来)にもつながります。そして今自分自身にとって何をすべきかを真剣に考えていただける方々に私たちが提供できる最大の知識と技術でお答えできるようにしたいと思います。

 大月歯科医院ではむし歯、歯周病のない健康なお口づくりのための新しいシステム(唾液検査・歯周病検査)を導入いたしました。

 

今日から私どもの歯科医院は「過去を知り、今を懸命に生き、未来を想う人に寄り添える歯科医院」に変わります。

生涯に渡ってご自身の歯で過ごしていただくためにリスク検査を是非体験していただきたいです。

きっとお口の中への価値観が変わると思います。

 

2021年4月吉日   大月歯科医院  

院長 大月要