岡山市北区予防歯科と歯周病治療の大月歯科医院
予防歯科と食事について|健康的な歯にするための食習慣とは
今回は予防歯科と食事について説明します。歯の健康は大切ですが、食事習慣も歯の健康に大きな影響を与えます。健康的な歯を保つために、食事にどのような注意が必要なのかご紹介していきます。
予防歯科とは何か?
予防歯科は、歯の健康を維持し、歯周病や虫歯の予防を主眼においた歯科分野です。これに焦点を当てることで、歯のトラブルを未然に防ぎ、将来の治療費や痛みを軽減することができます。
健康的な食事と歯の関係
食事は歯の健康に直接的な影響を与えます。以下では、健康的な歯にするための食習慣について詳細に説明します。
適切なカルシウム摂取
カルシウムは歯の主要な構成要素の一つです。十分なカルシウムを摂ることで、歯のエナメル質を強化し、虫歯を予防できます。牛乳、ヨーグルト、チーズなどが良いカルシウムの供給源となります。
フッ素の重要性
フッ素は歯を強化し、虫歯の発生を抑制します。フッ素が多く含まれる飲料水を摂取することや、歯科医院でのフッ素処置を受けることが役立ちます。
砂糖の制限
砂糖は虫歯の主要な原因の一つです。砂糖の多い食品や飲み物を制限し、口の中に残らないような清潔な食事習慣を心がけましょう。
歯を傷つける食品の回避
甘い食品や飲み物はもちろん、特に酸性のものは歯を傷つける可能性があります。柑橘類や炭酸飲料を過度に摂取することは控えましょう。
水の重要性
水は歯にとって良いものです。食事後に水を飲むことで、食べかすを洗い流し、酸を中和し、口の中を清潔に保つ役割を持ちます。
予防歯科に効果的な食生活のポイント
食事取る時間・回数を管理する
予防歯科において、食事の回数や時間を管理することは非常に重要です。
まず、食事の回数を適切にコントロールすることは、歯の健康を保つために欠かせません。
食事の回数が多ければ多いほど、虫歯のリスクは増していきます。
過度な間食や頻繁な食事摂取をすることで、常に酸や糖分が歯に付着してしまい、虫歯や歯周病のリスクを高めます。
また、食事を摂る時間も重要です。
ダラダラ食べをしてお口の中に食べ物が長時間残っていると、再石灰化(歯の表面を修復)のための時間が減ってしまい、虫歯のリスクが高まります。
また、歯を磨く際、食事から30分ほど待つことで、歯のエナメル質を保護し、酸の影響を最小限に抑えられます。
糖分の摂取回数を減らす
糖分は口腔内の細菌によって代謝され、酸を生成します。この酸は歯のエナメル質を侵害し、虫歯を引き起こす原因となります。糖分の摂取を控えることで、これらの酸の生成を減少させることができます。
糖分の摂取は、量を控えるだけではなく、回数を減らすことが重要になります。
食後30分ほどで、唾液の作用により口内のpHは中性に戻ります。しかし、再び何かを口に入れると、口内の酸性度が再び増加し、この状態が続く限り歯の溶解リスクが持続します。そのため、糖分の摂取を行う際は回数をなるべく減らすように心がけましょう。
よく噛む
よく噛むことで唾液の分泌量を増やすことも大切です。
唾液には自浄作用や抗菌作用があり、虫歯を予防してくれる効果があります。