歯磨き後は、基本的には何も食べないのが理想です。 歯磨き後は歯の表面に汚れやプラークがない状態です。そこで何かを食べたり飲んだりすると、また歯汚れやプラークが付いて、虫歯や歯周病になりやすくなります。どうしてもお腹が空いてしまった場合は、口内環境への影響をよく考えて、食べるものを選ぶようにしましょう。
この記事では、歯磨き後に食べても安心な食品と避けた方が良い食品、食べる上での注意点を解説いたします。
歯磨き後に食べても安心な食品とは?

乳製品
歯磨き後に食べるのに適した食べ物の一つは「乳製品」です。乳製品に含まれるカルシウムやリンは、歯の再石灰化を助けます。歯磨き後に口にすることで、おいしく歯の健康を守ることができます。
繊維質の食材
食物繊維の多い食材は、よく噛むことで唾液の分泌を促し、口内を浄化します。歯の汚れを落とす助けにもなるため、歯磨き後の摂取がおすすめです。
キシリトール製品
キシリトールは虫歯予防に繋がる甘味料です。そのため、キシリトール入りのガムやタブレットは歯磨き後の摂取に適しています。キシリトールは虫歯菌の増殖を抑えるだけでなく、製品を噛むことで唾液の分泌を促す働きも持っています。豊富な唾液が口内を洗い流してくれるため、二重の作用で口腔環境を健康に保つことができます。
歯磨き後に避けるべき食品とは?

歯磨き後に避けた方がよい食品についても解説いたします。
糖分を多く含む食品(ジュース、お菓子、スナックなど)
歯磨き後に糖分を多く含む食品を食べると、口の中が酸性になり、虫歯の原因になる可能性があります。歯のエナメル質を健全に保つため、歯磨き後に糖分を多く含む食品の摂取は控えるようにしましょう。
ただし歯磨き後すぐの食事は控えましょう

歯磨き後30分間の飲食を避ける
その理由はフッ素を歯によく浸透させたい為です。いま販売されている歯磨き粉の多くはフッ素が配合されています。フッ素はお口の中に留まることで、徐々に歯の修復をしたり歯を強くしたりしてくれます。ですので、フッ素入り歯磨き粉で歯を磨いた後にすぐ飲食をしてしまうと、フッ素がお口から流れ落ちてしまうため、効果が半減してしまいます
その為、歯磨きをした後すぐの食事は控えるようにしてください。また、うがいも何回も行わないでゆすぐ程度を心がけましょう。
キシリトール製品は歯磨き後におすすめ!

歯磨き後にキシリトールを摂取する場合の注意点を紹介いたします。
キシリトール100%の製品を選ぶ
キシリトールガムの中には、砂糖など他の甘味料が使われている製品があります。虫歯を予防したい方は、成分表示をしっかりチェックし、「キシリトール100%」や「シュガーレス」と明記された製品を選びましょう。
適量を守る
キシリトールは消化されにくいため、一度にたくさん摂ると、お腹がゆるくなることがあるため、製品に表示された摂取量を守るようにしてください。夜寝る前に摂る場合、多くても2粒までにしておきましょう。
ガムを吐き出してから寝る
寝る前にガムを噛む場合、誤って飲み込んだり喉に詰まらせたりする危険があるため、眠る前には絶対に口から出してください。
歯磨き後におすすめの食べ物と飲み物

上記を踏まえておすすめの食べ物と飲み物をご紹介いたします。
乳製品
無糖のヨーグルトやナチュラルチーズ
繊維質の食材
リンゴやニンジン、セロリなど
飲み物
水や緑茶などの無糖の飲み物
歯のセルフケアについてお悩みの方は岡山市北区にある歯医者「大月歯科医院」まで

歯磨き後の飲食は避けるのが望ましいですが、必要であれば食品選びが重要です。歯の健康をサポートする乳製品、繊維質の食品、キシリトール製品などを意識して取り入れましょう。たとえ歯に良い食品といえども、食べた後に放置すれば虫歯の原因になり得ます。食品のメリットを活かしつつ歯を守るためには、やはり食後、再度の歯磨きを行うようにしましょう。
当院は実際に模型や歯ブラシを活用した歯磨き指導や適切なセルフケア用品のご紹介等、虫歯や歯周病にならないためのメンテナンスについてのアドバイスを行っております。歯の虫歯・歯周病予防に関してお困りの際は岡山市北区にある歯医者「大月歯科医院」までご相談ください。
また当院の予防歯科ではPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)というクリーニングを行い、歯磨きだけでは落としきれない汚れを、効果的に除去することができます。歯科医師が専門的な知識と技術を持って行うため、安心して予防治療に専念いただけます。
岡山北区で虫歯や歯周病の予防に関しては、大月歯科医院までお気軽にご相談ください。